管理人の萌や日常を徒然なるままに。。。
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筆箱っていわないか。
ペン入れを自分の家に忘れてしまった…。
くそう、原稿書きたいのに…。
続きから趙馬です。
また初めて←
ペン入れを自分の家に忘れてしまった…。
くそう、原稿書きたいのに…。
続きから趙馬です。
また初めて←
ぼんやりと立ったままの彼を見つけた。
視線の先をたどると、張親娘がいる。
ゆっくりと視線を戻した…そこに馬超はいなかった。
二人で歩いているとき、彼がふと足を止めた。
視線を廊下の更に先へ向けると諸葛夫婦がいた。
幸せそうに微笑む彼らから馬超へ視線を移すと、
行こうか…と笑った馬超が苦しそうだった。
何も話さぬままに酒を傾ける馬超に、どうしたと問いかけた。
暫く杯の淵を撫でていた彼が、漸く、阿斗様は大きくなられたと呟く。
入蜀して間もなく、阿斗がこちらへ来たのも最近だが、
趙雲はなんとなく彼の意図したことを理解した。
ある日、遠く辛うじて見える廊下に馬超がいた。
時折視線をそこかしこに流しながら、彼は見えなくなった。
あくる日、彼を訪ねるとぼんやりと外を眺めていた。
尋ね人に顔を向けた馬超は、何用かと問う。
心なしか、落ち着いたように見えた。
たった一人、庭に立つ彼を見つけた。
そっと近付いて声を掛ける。
「探し物は見つかりましたか」
振り返った表情は驚いていた。
「探し物は何ですか」
立ち止まって、走り続けていた間に零してきたものに気付きましたか。
探しても、ここにあるのは他人のものばかり。
貴方が探すものはもう、貴方の中には戻せないものでしょう。
「私が、見つけて差し上げましょうか」
或いは、私が探し物になりましょうか。
そうしたら、私は必ず、貴方の中に戻ります。
貴方が探せば、何度でも。
今は唯驚くばかりの貴方の顔を、
私は幸せにしてみたいから。
「馬超殿…」
……私を探してみませんか……?
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